◆ ローカルでHTTPサーバを動かしてみよう

私の環境はADSL常時接続、かつルータとしてLinuxサーバを立てているので、コレでApache(httpサーバ)を走らせれば、固定IPは持ってないけど、立派なWebサーバになります。
UnixのWebサーバはFreeBSDで経験済みだから、比較的簡単にできます。今でもBind(DNSサーバ)とsendmail(メール送信サーバ、SPAM対策済み)は立ちあげていて、実際に使用しています。
Apacheは、私が実際に持っているHPスペースがFreeBSDベースなので、家のLinuxとはCGIの動作が少し違ってテスト機としては少しふさわしくないため、立ちあげていません。そのうちFTTHが来たら、FreeBSDでサーバ立て直してみようかな。

閑話休題。

まぁそんなわけで、今のままで十分快適なので、WindowsでHTTPサーバを立ちあげる必要性は特に感じていませんでした。
しかし、モバイル環境では接続にもオカネがかかるし、PHSで通信しながらだとバッテリーの減りも早い。ここはひとつ、Windowsで走るhttpdを使ってローカルでCGIの動作チェックなぞ、してみたいにゃー。
そう思ったので、VAIOのC1（ヴィーちゃん。本名Violet）でHTTPサーバを走らせてみることにしました。

まず、以前Windows95＋WindowsNT4.0の混在3台でLANを組んでいた頃、回線を共有するために使っていたAN HTTPDをGetしてインストール。
ちょこちょこと環境設定をして、ドキュメントルートにindex.htmlを作って、ブラウザに「http://localhost/」を入力、動かしてみる。
あれ、遅いなぁ。
じゃ、「http://127.0.0.1/」はどうだ？（ループバック用のアドレスで、localhostを指します）
だめ、遅すぎる。
LANカードを指してローカルネットワークに参加させた状態だと速いのだが、スタンドアローンにすると異常に動作が遅い。DNSを探しに行って、ないからずっと探し回っているのかな？
調べてみるとやはり、まずDNSを見に行くため遅くなるのではないか、というのがFAQに載っていました。ヴィーちゃんのhostsを有効にすればいいんじゃないか、ということで、C:\Windowsにある「hosts.sam」を「hosts」にリネームし、127.0.0.1の記述を確認。よし、これで速くなるかな？
・・・・・・・・・だめ。全然遅い。
一応、再起動してみる。だめ。
うーん、これじゃあ使い物にならないカモー
と、いろいろいじっているうちに、IEのインターネットオプション→接続→LANの設定に「設定を自動的に検出する」という項目にチェックが入っているのを発見。そういえば、普通にネットサーフィンする時も、いつもブラウザのステータスバーに「プロクシの設定を検出しています」と出て少し時間がかかっていた。試しにコレを外してみる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・すげぇ速い。あたしはアホか？

そんなわけで、さくっと完了。普通のhtmlもCGIもさくさく動いてくれました。
これから、ヴィーちゃん一台でCGIのテストができます〜♪
副作用として、普通のWebアクセスも速くなってくれたし、言う事なし♪
あ、私はCGIの文法チェックのために前からPerlをインストールしていたのでこれでできますが、そうでない方はCGIを動かすためにはActivePerlをインストールする必要もあります。
インストールの必要がある方は、検索エンジンで「Active Perl インストール」とかで検索してみてください。不親切ですが、CGIに手を出すならそれくらいは自力でできた方がなにかと得ですし(^^;)

あと、これはちゃんとしたWebサーバとして動作しますので、Webに接続した状態でAN HTTPDを立ちあげるとちゃーんと外からも見えます。いわゆる時限サーバとして、それはそれで楽しいのですが、自分のPCにアクセスされる事になるので、セキュリティはそれなりに気をつけてください。くれぐれも「C:\」が直接除けちゃうような設定にはしないようにー！
使い方によってはあぶないので、よくマニュアルを読んで、自己責任でお願いしますー(^^;)

今回はAN HTTPDを使いましたが、Windows版Apacheも出ているそうなので、今度は使い慣れたApacheに乗り換えてみようかな。
Unix系OSでのWebサーバの立て方、ルータの立て方などは、また別の機会に。