|
Index Satisfaction?
4月15日 |
例のみずほ銀行のトラブル。 なんでも、当初2年半の開発期間で、第一勧銀のシステムを元に1本化するはずだったらしい。 それが、富士銀行の行員が「新しいシステムは使いにくい」とか言い出したのをきっかけに、上層部の主導権争いが再燃、結局は3行の基幹システムはそのままにして、間を取り持つアプリケーションを作る、という形に落ち着いたらしい。
ただでさえ複雑な銀行系のシステム。当初の1本化でも2年半で間に合うかどうかって感じだと思うのに、敢えて複雑&保守のしにくいシステムに仕様変更して(しかも銀行側の都合で。顧客の利益は考えてない)、さらに仕様が固まった頃には開発期間の残りは1年程度になっていたらしい。 それは無茶。1年もあれば何とかなるだろうという人もいるが、1年で銀行系システムを作る、しかもテスト期間込みで、なんてあまりに無茶。トラブルが起きないほうがおかしい。 きっと、開発期間中は地獄だっただろう。エンジニアの言う事を聞かず、勝手な仕様変更を多発して、しわ寄せはすべてエンジニアに押し付けるようなやり方。システム開発のエンジニアは、カットオーバー後、ばかばかしくなってすぐ辞めてしまったんじゃないか?だから頻発するトラブル対応が進まないんじゃ?
企業のエライさんでも自分で開発ができない限りは、エンジニアは大切にしないと痛い目にあうと思うぞ。腕利きのエンジニアを雇ったら、「金は出す、口は出さない」で見守る気概でいかなきゃ、いいものはできないと思うんだよねぇ。 しがらみとか、関係ないところで開発しなきゃ、どんどん効率の悪い、バグのでやすいシステムになってしまう。
まー、なかなか腕利きのエンジニアがいないってのもあるけど、システムの効率化に反する事をいきなり言ってきて、権力で通してしまうってのは、エンジニアにとっては有難くないクライアントですよね。他の事ではエリートなんだろうけど、専門じゃない部分は専門家にまかせろっての。
さらに笑えることに、カットオーバー前にバグが見つかっていたらしいのに、無視して4/1本番稼動を強行したらしい。 コンピュータは、命令したようにしか動かないんだから、本番稼動後にバグが出てしまったら致命的なんだよ。「気合」とか精神論じゃ、どうしようもない。 その辺が、わからなかったのかなぁ。 システム担当の人も、バグが見つかっていたのなら、4/1稼動は死ぬ気で止めなきゃいかんかったと思うけど。
みずほのエリート経営陣の方々は、あまりに御粗末すぎるかもしれませんね。
|
|
2004年2月
2003年9月
2003年3月
2003年2月
2003年1月
2002年9月
2002年8月
2002年2月
2002年1月
2001年11月
2001年10月
2001年9月
2001年7月
2001年6月
2001年5月
2001年4月
2001年3月
2001年2月
2001年1月
|